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最高に面白い『おすすめの漫画』を厳選紹介!最新作から不朽の名作まで

      2016/12/29

私が読んだ中で面白くおすすめできる漫画を厳選しました。ギャグ漫画から感動ものまで、あらゆるジャンルの漫画を紹介するので、漫画選び参考にしていただけたらと思います。

『自分はこの漫画が好きだけどどう?』、『自分はこう思った』などといったコメントをいただけたら、面白いですし、読んだことのない作品だったら読んでみまたいと思うのでよろしくお願いします。

随時更新していきます!

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目次

1. ARIA / 天野こずえ

物語は、惑星マンホーム(地球)から来た少女、水無灯里(みずなし あかり)の視点で語られる。灯里はウンディーネとなるために、人間一人、猫一匹の小さなゴンドラ観光会社「ARIAカンパニー」(アリア―)に入社する。

この都市の観光会社には航海の安全を祈願するために青い瞳の猫を象徴にするという風習があり、ARIAカンパニーでは火星猫のアリアを社長にしている。アリアは作品のマスコット的存在ともなっている。

経営者で先輩のアリシアは業界一の成績を持つウンディーネであり、灯里はその優しい指導の下で成長していく。(Wikipediaより)

『AQUA』として始まり、掲載誌が変わって『ARIA』へと名前を変えた本作。未来の火星を舞台にしたSF作品であるものの、利便性や、効率を追い求めることを忘れて暮らすネオ・ヴェネツィアの人々の日常は古き良き時代を彷彿とさせます。

本作には、夢を追うことに焦っている人、どうしようもなく昔に焦がれてしまう人など、現実にもあるような悩みや苦しみを抱えた人が多く登場します。そんな彼らに向けられた日々を幸せに生きるためのヒントの数々には思わず読者自身もハッとさせられます。

“楽しむことの天才”と評される主人公、灯里と優しき街の人々の美しくて、少し切ない日常はきっと読む人の心を癒してくれることでしょう。

 

 

2. プラネテス / 幸村誠

時代は2070年代(2075年以降)。人類は宇宙開発を進め、月面でのヘリウム3の採掘など、資源開発が商業規模で行われている。火星には実験居住施設もあり、木星・土星への有人探査計画も進んでいる。

毎日、地上と宇宙とを結ぶ高々度旅客機は軌道上と宇宙とを往復し、宇宙ステーションや月面には多くの人たちが生活し、様々な仕事をしている。しかし、長い宇宙開発の歴史の影で生まれたスペースデブリ(宇宙空間のゴミ。廃棄された人工衛星や、ロケットの残骸など)は軌道上にあふれ、実際にたびたび旅客機と衝突事故を起こすなど、社会問題となっていた。

また、地上の貧困・紛争問題は未解決のままで、宇宙開発の恩恵は、先進各国の独占状態にある。このため貧困による僻みや思想的な理由付けによるテロの問題も、また未解決である。

主人公のハチマキは宇宙で働くサラリーマン。主な仕事は宇宙のゴミ「デブリ」の回収作業。いつか自分個人の宇宙船を所有することを夢みている。ゴミ拾いは大事な仕事だと自分を納得させつつ、当初の夢と現実の狭間でこのまま現実を受け入れるか、それとも夢を追い求めるか思い悩む。(Wikipediaより)

人間はどうあるべきなのか考えさせられるSF作品。様々な問題が起こる中でそれぞれのキャラクターが「過去の出来事から未来へ歩みだしていく」そんな感想を抱きました。

変えられない運命の中でも、もがき、答えを見つけていく。その大切さを理解させてくれます。

 

 

3. 遊戯王 / 高橋和樹

ゲーム好きな高校生・武藤遊戯は、いじめに遭って友達がいなかった。彼は祖父の双六から貰った、誰も解いたことのない古代エジプトの秘宝「千年パズル」を8年間も組み立て続けていた。パズルを解くことに成功したその瞬間、ゲームの天才としての技量を身につけた大胆不敵なもう一つの人格・闇遊戯が覚醒する。以降、遊戯自らも気が付かないままに闇遊戯は表出し、世の中にはびこるならず者に「闇のゲーム」を挑み、敗北すれば恐ろしい「罰ゲーム」を下して成敗してゆく闇の番人となる。

そんなある日、友人の城之内克也らとカードゲーム「M&W(マジック&ウィザーズ)」をプレイしていた遊戯は、M&Wの強豪で同級生の海馬瀬人に、双六の大切なカード「青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイトドラゴン)」を盗まれる。遊戯の心を傷つけた海馬を倒し、ブルーアイズを奪い返すため、闇遊戯はM&Wで海馬に勝負を挑む。
その後、遊戯はエジプトから訪れた謎の青年・シャーディーとの出会いを経て、千年パズルに秘められた謎に足を踏み入れてゆくこととなる。(Wikipediaより)

漫画内のカードゲームが、遊戯王デュエルモンスターズとして世界的に大ヒットしていますし、誰しもが聞いたことはあるでしょう。

中でも中盤で開かれたバトルシティ大会の死闘は必見です。

初期にはこの漫画独自のユニークなゲームや、チェスをもとにしたカプモン、今流行りのTRPGを盛り込んだゲームもしており、その中で遊戯と闇遊戯がどのように危機的状況を打開していくかも見所。

カードゲームの他、アニメ、映画、ゲームと様々な方面で人気の遊戯王。その原点となる本作を、一度読んでみてはいかがでしょうか。

 

 

4. 七夕の国 / 岩明均

大学サークル「新技能研究会」部長である南丸は、「あらゆるものに小さな穴を空ける」というあまり役に立たない超能力を持っている。彼の祖父も同じ能力を有していた。

ある時、大学の教授・丸神正美も似たような能力を持っていたことがわかる。それも、南丸の空けるアイスピックで刺したような小さなものではなく、卵ぐらいの大きさの穴がえぐりとられた様々なものが残されていた。 彼ら南丸家と丸神家のルーツである「丸神の里」と呼ばれている丸川町にて、不可思議な殺人事件が起きる。

報道によれば、被害者の死体は、頭部の半分がまるで巨大なスプーンですくいとったように滑らかにえぐり取られていたという。自分の能力や失踪した丸神教授に関係があるのか、南丸はゼミのグループと共に、調査のため丸神の里へと向かう。(Wikipediaより)

話の中心となるのは、行方不明となった教授の捜索劇です。しかし、超能力の描写とミステリーのような導入に心掴まれると、そこからは予想外のスケールへと転がっていくストーリーにページを捲る手が止まらなくなりました。

身の丈に余る出来事を前にした人間の有り様を味のある登場人物達を通して描いており、小さな謎が驚くべき真実を孕んでいるという、都市伝説や、伝奇物の要素も含まれています。

それらの単語が心の琴線に触れるという方に是非オススメしたい傑作です。

 

 

5. 最終兵器彼女 / 高橋しん

北海道のある街で暮らすシュウジとちせ。ちせは以前から好意を持っていたシュウジに告白、そのぎこちない交際は交換日記から始まり、二人は静かに愛を深めていく。

しかし、ある日、謎の「敵」に街が空襲される。戦火から逃げるシュウジが見たのは、腕を巨大な武器に変え、背から鋼鉄の羽根を生やし「最終兵器」と化して敵と戦うちせの姿であった。

戦争が激化していくにつれ、ちせは力が暴走していき、肉体も精神も人間とは程遠いものとなっていく。 壊れていく世界。壊れていく愛。シュウジはちせを連れて街を出る。(Wikipediaより)

日常に唐突に訪れた異変。そして最終兵器となってしまったヒロイン、ちせ。本作が描くのは大きく崩れていく世界と、それらに対してあまりにも小さいラブストーリーです。

戦争や、ちせの前ではあまりにも無力な主人公シュウジ、愛の力はその理不尽にどれだけ抗うことができるのか…。重く苦しい現実とシュウジとちせの純な恋模様に心打たれます。

また、この作品の戦争は、災害や事故など我々の身近なものに置き換えて考えることが出来ると思います。試練を前に我々は愛を守れるのか、シュウジの気持ちに共感してしまう場面も多いはずです。世界は、シュウジとちせはどんな結末を迎えるのかぜひ見届けてください。

 

 

6. へんなねえさん / 吉富昭仁

姿見を”通って”タイムスリップする自分と愛し合うナルシストの少女。透明になれる薬を使い、イタズラし遊ぶ少女。奇妙な少女を題材にした奇想天外なSFエロチックギャグ短編集。

とにかく変!変な少女、変な世界、変なストーリー。予想の斜め上をいく作品が詰まった短編集。ひとつひとつの強烈なエピソードに、思わず「くだらねぇー」と笑ってしまいます。

しかし、最後まで読んだとき、それぞれのエピソードに込められた仕掛けに読者はしっぺ返しを食らうことになるでしょう。2度味わえる未体験の衝撃。こんな短編集は他にありません。

 

 

7. HUNTER×HUNTER / 冨樫義博

くじら島に住む少年ゴン=フリークスは、幼少期に森で巨獣に襲われている所をハンターの青年・カイトに助けられた。ゴンはこの時、死んだと思われていた父親・ジンが生きており、優秀なハンターとして活躍していることを知る。

ハンターという職業に憧れを抱くようになったゴンは、ハンター試験の受験を希望。ジンを快く思っていない里親・ミトの出した条件をクリアし、ハンター試験会場へと向かうべく故郷を旅立った。(Wikipediaより)

ゴンたちがハンターを目指す初期も面白いですが、念能力を覚えて以降の物語はさらに面白い。(中二心をくすぐる)
また、敵キャラもかっこいいため、そっちのファンが多いのも特徴。

肉体的な闘いはもちろんのこと、頭脳戦も数多く繰り広げられげ、見所満載な作品。

ただただ、よく休載するのが残念。続きが気になる人は待ちきれないかもしれません。しかし、絶大な人気を誇っていることから、この作品がいかに面白いかがわかります。

個人的にはキメラアント編が好きです。いや、グリードアイランド編も。あー、全部好きです。

 

 

 

8. GANTZ / 奥弘哉

ある日、玄野計は地下鉄のホームで小学生時代の親友だった加藤勝を見かける。正義感の強い加藤は線路上に落ちた酔っ払いを助けようとするが、助けに入った玄野と共に、進入してきた電車に轢かれて死んでしまう。

次の瞬間、彼らはマンションの一室にいた。そこには、同じ様に死んだはずの人々が集められていた。部屋の中央にある謎の大きな黒い球。彼らは、その「ガンツ」と呼ばれる球に、星人を「やっつける」ように指示され、別の場所へと転送されていく。

謎の物体「ガンツ」に集められた死んだはずの人々は理由もわからないまま、その素質の有無に関わらず、謎の星人と戦わなくてはいけない。玄野はその中で、戦いに生き延びながら成長し、「ガンツ」の世界に触れていく。(Wikipediaより)

実写映画化もされ、知名度が上がったGANTZ。その原作にあたるのがこの作品。映画とはストーリーが異なるため、映画を観たけど、漫画は読んでないと言う方は是非読んで欲しいです。

黒い球体や敵と闘う理由などと謎なことが多いのも特徴ですが、とにかく設定から魅かれるものがあります。

また、敵の強さが尋常じゃなく、常に絶望と隣り合わせでドキドキハラハラ。そんな手に汗握るような展開が癖になりますし、一度読み始めると止まらなくなります。物語中盤の大阪編は特に人気。初登場から物語終盤にかけて徐々にイケメン化していく西くんにも注目です。

アクション、作画を含め魅力的なところが多いGANTZ。しかし、いろんなもの(想像にお任せします)が出てくるのでグロ要素が苦手な方は避けた方がいいかもしれません。

 

 

9. 弱虫ペダル / 渡辺航

千葉県立総北高等学校の新入生・小野田坂道はアニメやゲームや秋葉原を愛するオタク少年。中学時代にオタクの友達ができなかった彼は高校でアニメ・漫画研究部に入ろうとするが、部員数減少のため活動休止中であると知り、活動再開に必要な部員数を集めようと思い立つ。しかし簡単には部員は集まらなかった。

そんなとき坂道は、同級生の今泉俊輔から自転車レースを挑まれる。中学時代に自転車競技で活躍していた今泉にとって、学校裏の斜度20%以上の激坂をママチャリで、しかも歌いながら登坂する坂道は“信じがたい光景”であった。「坂道が勝てばアニ研部に入っても良い」と今泉に言われ、勝負を受けた坂道だが、あと一歩のところで惜敗する。それから数日後、坂道は関西から引っ越してきたばかりの少年・鳴子章吉と友人になる。鳴子は中学時代に自転車競技で活躍しており、ひょんなことから坂道はその実力を知ることになる。

2人との出会いで今までに経験したことのなかった“自転車で速く走る楽しみ”を見出した坂道は、アニ研部の部員集めを諦め、自転車競技部に入部。小学生のときから自転車で秋葉原に通い続けていた坂道は、知らず知らずのうちに上り坂に強いクライマーとしての基礎能力が鍛えられており、その資質を見出されたことから、先輩部員でクライマーの巻島裕介の指導を受けることになり、才能を開花させていく。(Wikipediaより)

主人公をはじめとする個性豊かな仲間、ライバルがロードバイクを通じて成長していく王道スポ根マンガ。恋愛要素はかなり少なめで、純粋に熱いレース展開に心が燃えます。

今では、一番知名度の高い自転車漫画となりました。この作品を機にロードバイクを始めたという方も少なくありません。

みんな高価なロードバイクに乗っていて本当に羨ましい限りです。アブアブアブアブアブ!

 

 

10. ゆるゆり / なもり

七森中の「ごらく部」に所属する女子中学生4人と、それを取り巻く生徒会の女の子たち。彼女たちの時に笑いあり、時に百合ありのまったりとした日常生活を描く。

個性的な登場人物たちの中にあって存在感の薄さを理由にいじられる主人公を据え、軽い同性愛にも見えてしまう女子校の気風の中のちょっとした笑いや、片想いが連鎖する人間関係、たまに起こる本気度の高い同性愛感情によるハプニングなどが、緩やかな空気感の中で扱われている。(Wikipediaより)

タイトル通り登場人物たちがゆるくゆりゆりした日常を描くギャグテイスト要素のある、ほのぼの漫画。

友情と恋愛の間を揺れ動くキャラたちの関係は、みているこっちが恥ずかしくなるほど。アニメ化もされて知名度もだいぶ上がりました。

なもり先生が描くキャラクターはみんな可愛いです。

 

 

11. くーねるまるた / 高尾じんぐ

マルタさんはポルトガルから来たビンボーで食いしんぼーな女の子。築70年のおんぼろアパート笑明館で、慎ましいながらもエンゲル係数高めの一人暮らしを満喫中! 紅茶チャーシュー、鶏油炒飯、パン耳タルト、蟹風味のディップ……。身近な素材に工夫を添えて、思わず笑顔になる、マルタさんの美味しい日々!!(小学館コミック スピッツより)

ポルトガルからの留学生であるマルタの少し貧しいスローライフを描いた作品。

分類するならばグルメ漫画になりますが、私にとっての本作の最大のポイントは、作中のマルタの生活に登場する実際に存在する様々な町やお店、食べ物について、彼女の感性と豊富な知識により、それらの魅力を再発見することができるところにあります。

読むと、思わず近所を散策したくなり、自分の住む町を少し好きになれる漫画です。幕間のページに載っているレシピは大雑把で、料理を勉強したい人には不親切なのが玉にキズ。

 

 

12. セトウツミ / 此元和津也

「この川で暇をつぶすだけのそんな青春があってもええんちゃうか」。
まったりゆったりしゃべるだけ。関西の男子高校生、瀬戸と内海のクールでナナメでシニカルな放課後トーク7編。(秋田書店より)

男子高校生同士がただただ生産性の無い会話をしているだけ、というギャグ漫画。なのに、面白い。むしろ、だから面白い。

作者のセンスが存分に発揮されており、シンプルながら飽きの来ない漫才のようなテンポで進む会話劇に読む手が止まらなくなること請け負いです。たまに登場する準レギュラーのキャラ達もいい味を出しています。

しかし、読む度に少しノスタルジックに気分になるのは何故なのか。

 

 

13. ギャグマンガ日和 / 増田こうすけ

ストーリというストーリーはないので…。

【特色】

・歴史的偉人や有名人をキャラクターとして起用。
・名作のパロディ。
(主にツッコミにおいて)語彙の豊富な台詞を用いたりする。
・安直なネーミングを用いる。
・登場人物の多くは友達がいない。
・主役のほとんどは下記の特色な人物像が原因で周囲からバカにされたり苛められるなどの理不尽な仕打ちを受ける。
・卑屈な性格である。
・社会的地位が低い。
・奇妙な青春を過ごしている。
・他の漫画では絶対に主人公になれないようなキャラクターを主人公に持ってくる。
・ステレオタイプな設定。
・天丼ネタが多い。(Wikipediaより)

短編集ギャグマンガ。作画は綺麗でないものの、逆にギャグとして味があって良いです。キャラ設定や話が一つ一つぶっ飛んでて面白い!

『変態という名の紳士』という名言はこのマンガが生み出しました。

 

 

14. ダンジョン飯 / 九井諒子

ある日、とある墓地の壁から地下へと延びる巨大な空洞が現れた。そこから現れた一人の朽ちかけた男は、一千年の昔に滅亡したはずの黄金の王国の王と名乗り、王国は魔術師によって地下に囚われ続けているため、元凶である魔術師を討伐した者には国の全てを与えると言い残し、その体を塵のように散らせて事切れた。

その言葉に魅かれ、この突如現れた魔物ひしめくダンジョンを踏破しようと、多くの冒険者が乗り込む時代が幕を開けた。(Wikipediaより)

世界観は王道なファンタジーなのに、設定がとにかく緻密!そのこだわり様には執念すら感じます。

ファンタージー作品ながらも、モンスターの生態やその構造に則した調理法を考えるといった普段のRPG世界ではありえない、リアリティーに満ちています。

次々現れる奇妙な魔物をどう食べるか、その調理法の説得力に思わず美味しそうと感じてしまった瞬間、ダンジョン飯ワールドに飲まれている事に気づきました。また、いつの間にか『モンスター食』を追求するキャラクター達と同じ視点に立ってしまいます。

ゲームや小説などでダンジョン物のリテラシーを持っている人ほどこの作品に惹き付けられるでしょう。

 

 

15. 交響詩編エウレカセブン / 片岡 人生,近藤 一馬,BONES

14歳のレントンは英雄扱いされる父親にコンプレックスを持ち、勉強が苦手でクラスでも浮いていた。一緒に暮らす頑固者の祖父アクセルは家業の機械整備屋を継げと口うるさい。彼にとってリフが唯一とも言える楽しみで、天才リフボーダー、ホランドに憧れ、懲りずに日々練習を重ねていた。しかし辺境のベルフォレストに良い波が来ることもなく、街で唯一のリフボード屋も街を去り、お気に入りのリフスポットは軍の演習場となり立ち入り禁止になる。

そんな最悪続きのある日の晩、ニルヴァーシュが自宅に墜落しレントンの部屋を半壊させる。ニルヴァーシュの中から神秘的な少女・エウレカが現れた。整備工場を営むアクセルとレントンは機体整備を引き受けるが、突如ミサイルが飛来し工場は大破、エウレカは応戦するためニルヴァーシュに乗り出撃してしまう。

激しい空中戦が繰り広げられる中、祖父から託された拡張パーツ、アミタ・ドライヴをニルヴァーシュに届けるため、レントンはリフボードを握りしめエウレカへの想いとともに空へと飛び出して行く。(Wikipediaより)

やっぱり、ロボットものはヒューマンドラマが熱いですね。

主人公レントンをはじめとする、周りのキャラクターたちの序盤から終盤にかけての心の変化(成長)が見物です。アニメでも評価の高いエウレカセブンですが、ストーリーや登場人物など異なるので、どちらもみることをお勧めします。

基本的に主人公レントンとヒロインのエウレカを中心とする心温まるストーリーですが、アネモネ、ドミニク側の話も非常にいいです。感動!とりあえず、ホランドとドミニクはイケメン。LFOはエヴァ的でかっこいい。

漫画は6巻完結なので気軽に読めるのがいいですね。

ちなみに私は高所恐怖症なので、トラパー(地上にある波のようなもの)には絶対に乗れないです(どうでもいい)。

 

 

16. アイアムアヒーロー / 花沢健吾

主人公・鈴木英雄は、さえない35歳の漫画家。デビュー作は連載開始後半年で早々に打ち切られ、借金も背負い、アシスタントをしながら再デビューを目指しネームを描いては持ち込む日々が3年を経たが、依然として出版社には相手にされない悶々とした日常を過ごしている。

職場の人間関係も上手く行かず、さらに夜になれば何者かが忍び寄る妄想に囚われ、朝方まで眠れぬ生活が続いていた。そんな無為な日常の中の救いは、恋人である黒川徹子の存在。だがその彼女もすでに売れっ子漫画家になった元カレを何かと引き合いに出し、さらには酔うたびに英雄の不甲斐なさをなじる始末。

その一方、社会では2009年のゴールデンウィークシーズンを前にして、不穏な兆候を示す出来事が相次いで起こっていた。全国的に多発する噛み付き事件、町に増えてゆく警官の数、厚労相の入院と入院先での銃撃戦といった報道。英雄も深夜、練馬区石神井公園付近の雑木林で、タクシーに轢かれて両腕と右足が潰れ首が真後ろに折れても運転手に噛み付き奇声を発し立ち去る女性を目撃する。(Wikipediaより)

実写映画化もされましたね。

アイアムアヒーローは正体不明のZQNと呼ばれるゾンビみたいなやつ敵としてが出てくる、バイオハザード的な作品ですが、それらと決定的に違うのは主人公が真人間なところです。非現実的なストーリーですが、変にリアリティーのある作品です。

たまたま銃を扱えるので他人に比べ、生き抜くためのアドバンテージはありますが、銃がなかったらくそ弱い。でも、「自分だったらどうやって生き抜けばいいんだろう?」と少し考えさせられました。ちなみに私は、軽い傷(かすり傷)程度を負って、さっさとゾンビ化したい。

主人公一向が弾を補充するために箱根に行ったときの緊張感は凄かったです。あと、とにかくZQNが気持ち悪い!

 

 

17. 銀と金 / 福本伸行

裏社会を生きる男達の、株の仕手戦や政治家との裏取引などの駆け引き、殺人鬼や復讐に身を委ねた男と命を懸けた死闘、さらに福本得意のギャンブル勝負を描いた作品である。(Wikipediaより)

福本氏の作品は裏社会や、真っ当とは言い難い、悪党や負け組を描いた漫画が多いのですが、その中でも特にそんな闇の部分のニヒルな魅力に溢れているのがこの作品です。

異なる種の悪人達の掛け合い、思想のぶつかり合い、カリスマ溢れる人物。巧みな心理描写で描く、冷たく残酷の物語は読者の心をざわつかせます。

タッチは独特ですが、ストーリーのテンポが良く読みやすいので福本作品の入門書としてもオススメです。

 

 

18. STEEL BALL RUN / 荒木飛呂彦

19世紀末、アメリカ。6,000kmにも及ぶ、過酷きわまる北アメリカ大陸横断レース・「スティール・ボール・ラン」に参加する冒険者達の姿を描く活劇である。物語は、ジョニィ・ジョースターの視点から、謎の男ジャイロ・ツェペリを中心に波乱の巻き起こるレース展開や、レースの裏に潜む陰謀との対決を描きながら、ジョニィの「青春から大人へ」歩き出す人間ドラマである。(Wikipediaより)

『ジョジョの奇妙な冒険』の第7部に当たる作品ですが、前部との繋がりが殆ど無いので、この作品単体でも楽しめます。アメリカ横断レースの中で繰り広げられる命懸けの闘い、主人公達の成長と友情、王道のストーリーと対照的に歴代ジョジョの中で最も〇〇な主人公ジョニィ。

長く過酷なレースの果ての最終決戦のシーンは熱いものがこみあげてきます。しかし、本作の魅力はそれらの少年漫画的な部分だけは無く、正義と悪、国と人、男と女。それらの深いテーマが根幹にあります。それ故にキャラクター達の喜怒哀楽には想いを馳せずにはいられません。

4部のアニメも絶賛放映中ですが、ぜひ原作にも手を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

 

 

19. ドロップフレーム / 成家慎一郎

映画好きの高校2年生、閏之介(じゅんのすけ)は、友人達と夏休みを利用し、自主製作映画の撮影を始める。その撮影中に閏之介は偶然ルウという少女にであう。彼女を女優として撮影に加え、夏休みを共に満喫していく一向。そして次第に距離が近づいていく二人。それは閏之介にとって最高の夏休みとなる。…はずだった。

1巻を読み進めているときは、良くも悪くも、ありふれた青春ストーリーだと思っていましたが、巻末近くになってからの急展開と、その構成の見事さに驚き、何度も読み返すことになりました。

1巻の内容は丸々導入として使い、2巻からが本編という作品なので、これから読み始めるという方は、1、2巻セットで読むことを強くお勧めします。全4巻と非常にコンパクトな作品なのですが、それは残念ながら打ち切りとなってしまい、急にストーリーまとめる必要があったためらしく、 実際最終巻では、急速に結末へと向かいます。

ネタバレを避けるため、内容に関する話は控えますが、考察しながら伏線を探そうと何度も読み返す楽しさは新鮮で、漫画、特に単行本という何度も繰り返し楽しめる媒体だからこそ生まれ得た体験だと感じています。しかし、打ち切りでなければどんな話が進んでいたのか…惜しい気持ちは拭えません。

 

 

20. ボボボーボ・ボーボボ / 澤井啓夫

マルハーゲ帝国(アニメ版では放送コードの関係上マルガリータ帝国に変更されていた)に支配された西暦300X年の未来の地球を舞台に、マルハーゲ帝国の皇帝が自らの力を示すプロパガンダの為に、人類を丸坊主にするべく結成した毛狩り隊から、人類の髪の毛の自由と平和を守る為、鼻毛真拳の使い手であるボボボーボ・ボーボボが戦う不条理ギャグバトル漫画である。(Wikipediaより)

不条理系バトルギャグ漫画の金字塔だと個人的に感じている作品です。意味は理解できなくとも、そのテンションとインパクトに笑いが止まりません。ギャグ以外のキャラクターデザインやバトル描写も秀逸で印象的なのですが、それらを全て飲み込むギャグのパワーに圧倒されます。

作者が熱を出しながら描いたという都市伝説を信じてしまいそうになる異次元の笑いは類をみませんが、人を選ぶ作品であることは確かです。しかし、各々のツボを刺激するエピソードがあるはずです。

私はメダカにジャムを塗るシーンと、魚雷ガールが好きです。

 

 

21. 僕のヒーローアカデミア / 堀越耕平

世界総人口の約8割が超常能力“個性”を持つ超人社会。“個性”を悪用する敵(ヴィラン)を“個性”を発揮して取り締まるヒーローは人々に讃えられていた。

主人公の緑谷出久も幼い頃から“平和の象徴”と謳われるヒーローオールマイトに憧れていた。出久は超常能力が発現しない“無個性”だったが、ヒーローになるという夢を諦めきれず、偉大なヒーローを多く輩出してきた国立雄英高校の難関ヒーロー科への進学を目指すものの、幼馴染みで優秀な“個性”を持つ爆豪勝己をはじめとする周囲から合格は絶望的と馬鹿にされていた。(Wikipediaより)

初めは戦闘において最弱の主人公がだんだん強くなっていくという、少年ジャンプ王道ストーリー。主人公が努力して勝利を勝ち取るスタイルは熱くていいですね。

作画はアメコミ風のタッチでヒーロー漫画であることとうまくマッチしていてますし、安定もしています。

ヒロアカに登場するキャラクターたちは各々、『個性』と呼ばれる特殊能力を持っていますが、それぞれの能力に制約があるため、どんなに強くても無敵ということはなく、バランスがとれているのもいいところ(ハンターハンターの念能力に似ている)。

バトル時の戦略が浅い部分も多々見られますが、爽快感は抜群なのでモヤモヤしていてスッキリしたい方には是非オススメしたい漫画です。

“Plus Ultra”!!

 

 

22. All You Need Is Kill / 小畑健 (著),竹内 良輔 (編集), 安倍 吉俊 (原著), 桜坂 洋 (原著)

舞台は、異星人が地球に送りこんだ「ギタイ」と呼ばれる敵に襲撃を受ける地球。かに座ι星方向の40光年先にある異星人の星から惑星改造(テラフォーミング)のため、無人の土木作業用ナノマシンとして送り込まれたギタイは、棘皮動物に取り込まれることによって人類を脅かす怪物へと進化し、人類を惑星改造の障害と認識して世界各国に侵攻を行っていた。人類は「機動ジャケット」と呼ばれるパワードスーツを投入し、ギタイとの劣勢な戦いを続けていた。(Wikipediaより)

桜坂洋先生の小説のコミカライズですが、原作を尊重した内容になっています。2巻で完結であることから、ループものですがストーリー展開が早く、非常に疾走感のある読みやすい作品に仕上がっています。話の流れが凄まじく早いリゼロって感じ。

漫画版の作画は『DETH NOTE』や『ヒカルの碁』で有名な小畑健先生が担当しており、イラストの細密さはさすがとしか言いようがありません。ヒロインのリタもかわいい。また、2014年にはトム・クルーズ主演でハリウッド映画として映像化されており、世界的にも評価されている作品だということがわかります(日本のライトノベルがハリウッド映画化したのはこの作品が初めて)。

この作品はWebでも1巻の途中まで読むことができますが、全巻揃えるのに1000円もかかりませんので、思い切って購入してしまうのも手でしょう。

ちなみに私も初めはWebに公開されているものを読んでいたのですが、いいところで読めなくなってしまうので続きが気になってしまい、すぐにKindle版で購入してしまいました。今やループものの作品はたくさんありますが、この作品はその中でも古参で当時のインパクトは特に凄かったです。

 

 

23. 虚構推理 / 片瀬茶柴(著),城平京(原著)

カッパと遭遇したことで別れることになった彼氏のことを未だ引きずる女性警官の弓原紗季は、噂のミニスカートのドレスで鉄骨を持って夜に現れるアイドルの亡霊・鋼人七瀬と出遭ってしまう。彼女を助けたのは、その場に居合わせたステッキをつきベレー帽を被った小柄な少女・岩永琴子だった。

彼女は、怪異たちのトラブルを仲裁・解決するものであり、そして、紗季の昔の彼氏・桜川九郎の現在の彼女だと言う。岩永は、紗季そして合流した九郎とともに鋼人七瀬が消滅する未来を掴むべく、欺瞞に満ちた虚構の推理を展開する。(Wikipediaより)

同名のミステリー小説を原作とした作品です。とあるきっかけから怪異と関わりを持ってしまった主人公達と、人々の噂から生まれた怪物との闘いを描いた作品で、見所はその一風変わった闘いです。

ただの都市伝説に過ぎず、本来存在しないはずの存在には物理的な攻撃は通用しません。そこで始まるのは人々の噂を力の源とする彼らを倒すための、目には目を、虚構には虚構、の嘘つき合戦です。

人々の信じる力によって存在することができる怪物を消すために、人々の思い込みを崩す。人々の認識はどのようにすれば変えることができるのか、議論はどのようにすればコントロールできるのか、現実の枠にありながら、現実を越える議論バトルは驚きと緊張感に満ちています。

 

 

24. CLAYMORE / 八木教広

物語は少年ラキの家族を殺した妖魔をクレアが斬殺するエピソードから始まる。クレアは妖魔に深く係わった者として村を追放されたラキと道程を共にするようになり、任務をこなす日々の中で2人の間に絆が芽生えていく様子が描かれる。次にクレアの過去のエピソードが描かれ、クレアの目的が少女時代の恩人であるクレイモア・テレサを殺した覚醒者プリシラの打倒である事が明らかになる。こうして、序盤は主にクレアとテレサに焦点をあて、ストーリーの骨子となるクレアの生きる目的や、作中の世界の背景などが明かされていく。(Wikipediaより)

半人半妖の女戦士達が組織と呼ばれる謎の団体に属していて妖魔を退治をしていくという設定の漫画で、緊迫したシーンが多く、本当に面白い。ダークシリアスな部分だけではなく、クレイモア達と人間のふれあいには温かさを感じることもできます。

ストーリー中盤も良いのですが、終盤は衝撃の展開もあって非常に驚かされました。これだけ物語を広げて最後を綺麗にまとめた作品は数少ないので、素晴らしいとしか言いようがありません。

 

 

25. からくりサーカス / 藤田和日郎

3人の主人公達が数奇な運命をたどりながら物語は進行していく。拳法家の青年と人形遣いの女が、莫大な遺産を相続し兄弟親族から狙われた少年を守るころで幕が上がる。そして青年との別れをきっかけに2つの物語が動きだす。片や潰れかけのサーカスに身を置き、片や人類に仇なすからくり人形との闘いに巻き込まれていく。全く異なる2つの物語は時に交錯しながら、一人の黒幕の影を明るく照らすように一つに収束していく。(Wikipediaより)

作者は『うしおととら』で有名な藤田先生。

この漫画はサーカス編とからくり編に分かれていて途中まではそれぞれのストーリーが交互に進んでいき、最後はこのふたつが繋がっていくという特殊な構成が魅力的です。伏線をうまく広げて、壮大な物語へと展開させていくのはお見事といった感じ。あっという間に物語の世界に取り込まれてしまいました。

私は作中で特に人間の敵であるオートマータとしろがねと呼ばれる人形使い達の戦いを描いた話が絶望感が強く好きでした。また、オートマータという自動人形を倒すために人間がまた、糸繰人形を使って戦うという、皮肉の効いた展開もなかなか好みでした。

 

 

26. メイドインアビス / つくしあきひと

人類最後の秘境と呼ばれる、未だ底知れぬ巨大な縦穴「アビス」。その大穴の縁に作られた街には、アビスの探検を担う「探窟家」達が暮らしていた。彼らは命がけの危険と引き換えに、日々の糧や超常の「遺物」、そして未知へのロマンを求め、今日も奈落に挑み続けている。

ヒロインのリコは孤児院で暮らす探窟家見習い。アビスへの憧れが人一倍強い彼女は、母のような偉大な探窟家になることを夢見ていた。ある日の探窟で、リコは謎の存在に生命の危機を救われる。その何者かが放った熱線の跡を辿ると、そこには少年そっくりのロボットが倒れており…。(Wikipediaより)

果たして大穴の底には何が待っているのか?主人公リコの母親は本当に死んでしまったのか?機械人形レグの正体とは?
多数の謎を抱えた手に汗握る冒険漫画です。

キャラクターは絵本のようなかわいらしい子供たちから、独自の習性をもつ奇妙な動植物たち、同じ人間でありながら時にリコ達と敵対する大人の探検家たち、などが登場し、大穴を舞台にシリアスな戦闘シーンやサバイバルが描かれます。

特に仲間同士でのやりとりが、かわいらしくほんわかとした魅力があって、命をかけた冒険の中でもホッとしてしまいます。

 

 

27. RAINBOW 二舎六房の七人 / 安部譲二(原作),柿崎正澄(作画)

昭和30年(1955年)、罪を犯し「湘南特別少年院」・二舎六房に堕ちた6人の男たちがいた。彼らは同房にいた年上の「アンチャン」の教えを胸に、出所後、望まないのに向かってくる少年院、世間に満ちた苦しみ、不条理などと向き合い、力強くそれぞれの人生を生きていく様を描く。(Wikipediaより)

この漫画は、昭和に特別な理由で罪を犯して、特別少年院、通称特少に入った7人の男子達が、世の中の不条理と向き合い生き抜いていく様子を描いています。

昭和時代独特の過酷な暴力や不当な扱いを耐え抜いた7人の強い友情を是非感じてください。

少年院の職員の陰湿な暴力や、社会に出てからの7人の迷いなど、他の漫画にはない人間臭さを感じられる作品です。

 

 

28. スラムダンク / 井上雄彦

神奈川県立湘北高校に入学した赤い髪の不良少年・桜木花道は、188㎝の長身と抜群の身体能力を見そめられ、バスケットボール部主将・赤木剛憲の妹である晴子にバスケット部への入部を薦められる。晴子に一目惚れした花道は、バスケットボールの全くの初心者であるにもかかわらず、彼女目当てに入部。その後、地道な練習や試合を通じて徐々にバスケットの面白さに目覚め、その才能の芽を急速に開花させる。(Wikipediaより)

1990年代に圧倒的に支持された、バスケ漫画です。不良である主人公の桜木花道が、バスケ選手だけでなく人間的にも成長していく様子を見るのが非常に面白い。各キャラクターにそれぞれ個性があり、全員が魅力的です。

また、試合中の選手の動きの描写が非常にうまいです。ラストの山王戦のシーンではほとんどセリフがなく、絵の描写だけで選手の躍動感や、試合の緊張感を表現しています。この山王戦がこの漫画の一番の見どころであり、神がかっていると感じました。

 

 

29. 賭博破戒録カイジ / 福本伸行

上京後、自堕落な日々を過ごしていた伊藤開司(カイジ)は、ある日、金融業者の遠藤により、かつて自分が保証人になっていた借金を押し付けられ、法外な利息により385万円にまで膨らんでいることを知らされる。遠藤に誘われるままカイジは、負債者に借金一括返済のチャンスを与えるという、フランス語で「希望」の名を冠すギャンブル船「エスポワール」に乗り込む。(Wikipediaより)

この漫画を読んでまず感じられることは、主人公であるカイジが正真正銘のクズであるということです。働くこともせず、ギャンブルに明け暮れる日々を送ります。

漫画の主人公というのは英雄的に書かれることが多いですが、カイジには我々と重なる部分があり、そんなカイジが土壇場で大逆転するギャンブルシーンは特に必見です。

また、敵役であるキャラクターが、クズであるカイジに放つ言葉が非常に深いです。「一生迷ってろ!そして失い続けるんだ貴重な機会を。」敵役が放ったとは思えないセリフ。ぜひ読んでいただきたい作品です。

 

 

30. おもいでエマノン / 鶴田謙二(著・イラスト),梶尾真治(著)

昭和42年、SF好きの冴えない学生が船旅の途中で出会った女性エマノンの不思議な魅力が描かれています。

イラストレーターとしても活躍する鶴田謙二氏の数少ないコミックの一つで、女性キャラを描くのに定評のある鶴田氏だけあって、素朴で多彩な表情を見せるエマノンが最大の魅力です。

主人公がエマノンと意気投合していくうちに明かされたエマノンの秘密とは…。エマノンシリーズとして続くコミックスの第一巻は、読み終えると不思議な切なさや高揚感が残る素敵な作品でした。

 

 

31. ギャングース / 肥谷圭介(著),鈴木大介(著)

不遇の人生を送ってきた3人の少年が窃盗団を結成し、被害届を出せないという理由で犯罪者だけを対象に「タタキ」と称した強盗や窃盗を敢行していく物語。(Wikipediaより)

現代の日本でも家庭の事情などから義務教育すらまともに受けられない子供たちがいます。そんな底辺の人生を歩む主人公のカズキを中心とした若者たちが、詐欺師をタタく(窃盗・詐欺などのこと)ことで富を得て、自分たちの国を作ることを夢見る漫画です。

実際に取材した裏社会の手口を参考にしているので、専門用語も多く、裏社会事情の勉強になりますが、決して堅苦しい漫画ではなく、ズッコケ三人組を中心としたギャグ漫画のような雰囲気と、ヤクザや詐欺師集団などのヤバい連中との駆け引きによる緊張感が味わえ、あくまで漫画として面白い仕上がりになっています。

 

 

32. こちら葛飾区亀有公園前派出所 / 秋元治

亀有公園前派出所に勤務する警察官の両津勘吉(りょうつ かんきち)を主人公とし、その同僚や周辺の人物が繰り広げるギャグ漫画。(Wikipediaより)

今年で終わりを迎え、ニュースにもなったこちら葛飾区公園前派出所。主人公の両津勘吉が巻き起こすドタバタコメディは、老若男女誰もが楽しむことができるシンプルな面白さがあります。

しかし、その面白さの中にも時代を反映させた内容も出てきます。スマートフォンやドローンなど、現在当然のように使われている最新機器もこち亀の中でいち早く登場し、読者の人たちに驚きを与えてきました。ただ面白いだけではなく、最新のトレンドまで分かることができることが最大の魅力です。

上の画像は、こち亀第1巻に登場する両さんですが、今の顔とだいぶ違いますね。まさに原始人。

 

 

33. ゴールデンカムイ / 野田サトル

日露戦争(明治37年)に従軍した元陸軍兵・杉元佐一は、戦死した親友・寅次の「妻の梅子の眼病を治してやりたい」という願いを叶えるため、一攫千金を夢見て北海道の地を踏み砂金を採っていた。ある日杉元は、アイヌが秘蔵していた八万円(現代の価値にして約8億円)相当の金塊の噂を耳にする。

アイヌから金塊を奪った男・のっぺらぼうは、収監された網走刑務所の獄中で、同房の囚人たちの体に全員合わせてひとつとなる入れ墨を彫り、金塊の隠し場所の暗号にしたという。その後その囚人たちが脱獄したという話を聞きつけた杉元は、金塊探しを決意する。(Wikipediaより)

この作品は日本史の中でも特殊な歴史を歩んだ北海道が舞台の漫画です。メインは金塊の行方をめぐっての闘いですが、謎解きも含めた奥行きがあり、単なる歴史漫画の域にとどまらず、バトル、グルメ、冒険要素を持った、いい意味で欲張りな作品です。

特に当時のアイヌ料理を含め飲食物の描写が素晴らしいの一言につきます。本当に美味しそう。また、アイヌの美少女のキャラクターが食い意地が張っている設定なのもユニークでリアリティを感じさせます。

新選組の土方歳三が永倉新八とともに凄まじい剣技の冴えを見せます。幕末明治の男たちの覚悟の境地を体験できるでしょう。言い訳や理屈は通じない世界で覚悟を決めた男たちが死闘を繰りひろげます。

ゴールデンカムイは注目されているだけはあるなと感じさせられる作品で、正直、続きが気になって仕方がないです。

 

 

34. ベルセルク / 三浦健太郎

身の丈を超える巨大な剣や大砲を仕込んだ義手など様々な武器を手に、ひとりゴッド・ハンドを探し出す旅を続ける「黒い剣士」ガッツ。行き掛かり上共に旅をすることになった妖精パックと共に、各地で人々を脅かしている使徒を追い、狂戦士のような戦いを繰り広げる。(Wikipediaより)

大人気ダークファンタジー漫画です。絶望的な世界でひとりおのれの肉体のみで神と戦う男ガッツこそ、真の漢。ガッツが場数を踏み、成長していく姿は真っ暗闇な世界にかすかな希望の光をもたらします。圧倒的な超自然な怪物たちを前に一歩も下がらず「竜ころし」の大剣を振るい続ける姿はまさに圧巻です。誰でも手に汗握るのは間違いなし。

バブルの時代から続いている長編ですが、まだ完結する気配はありません。ガッツと途中加わった旅の仲間たちはどんどん変わっていく世界のなかで前を向いて進んでいきます。

気弱になったり、落ち込んだりした時、ベルセルクはきっと勇気と希望を与えてくれるでしょう。日本のダークファンタジー漫画のパイオニア的作品。

 

 

35. Barレモン・ハート / 古谷三敏

都内某所にある一軒のバー「レモン・ハート」での、一話完結のストーリーが描かれている。決して奇をてらった話ではなく、酒を中心としたマスターと客との会話などがメインとなっている。それぞれの酒の紹介も ごく自然に行われており、知らず知らずに酒のウンチクが身につくよう配慮されている。(Wikipediaより)

名前の通りお酒の漫画ですが話はそれだけにとどまらず、心温まるエピソードも。一話完結で続けて読むと癖になる素晴らしい作品です。

登場するのは謎めいたキャラクターばかりですが、一番の謎なキャラはウンチクのかたまりのようなレモンハートのマスター。とにかく何でも知っています。作者の古谷三敏先生がモデルなのでしょうけど、感覚がとにかく若いです。こういう大人なら若者にも理解され、憧れの存在になるんだなって思いました。

ちなみに、この漫画でドラクエがかなり早い時期(ファミコンの時代)から登場しています。作者のアンテナの広さがよくあらわれていますね。

ウンチクが豊富なのでお酒が好きな人はもちろん、お酒が得意でない人でもこの漫画を機に少しは飲んでみたいと思うかも。

 

 

36. 僕らはみんな河合荘 / 宮原るり

男子高校生・宇佐和成は親の転勤により、食事付きの下宿「河合荘」で一人暮らしをすることとなった。そこには宇佐にとって憧れの先輩である女子高生・河合律も住んでおり、宇佐は「彼女と共に、穏やかで充実した高校生活を送りたい」と願う。だが彼女は無愛想で、いつも本に夢中で心を開こうとしない。なんとか彼女に近づきたい宇佐であったが、河合荘の住人は律以外も強烈な人ばかり。宇佐はルームメイトで人畜無害なマゾヒスト・城崎、美人だが男運のない面倒くさいOL・錦野麻弓、一見華やかだが実は腹黒という女子大生・渡辺彩花といった住人に振り回される。(Wikipediaより)

個性的な人々が暮らす「河合荘」で繰り広げられるラブコメ、可愛らしい絵柄で少女漫画的なストーリーであるのにコメディ部分が下ネタが多かったり、両極端なバランスで男女共に楽しめる作品になっていると思います。

特にキャラクターが魅力的で、主人公の宇佐は好感を持てる少年でありながらリアルな男子高校生の部分もあり、フィクションでは削りがちな俗な部分をあえて描写しています。

個性的でありながら親しさを感じられるキャラクター造形で長所、短所を引っくるめて好きになれるはずです。そして何よりもヒロインの可愛さは数ある漫画の中でも随一です。

 

 

37. ライチ光クラブ / 古屋兎丸

螢光町の片隅にある少年達の秘密基地「光クラブ」。そこには帝王として君臨するゼラを筆頭とする9人の少年が集い、ある崇高な目的のために「機械」を作っていた。やがて完成した「機械」は「ライチ」と名付けられ、「美しいもの」を連れて来るよう命令されるが、ライチは「美しいもの」が何なのか理解できず、違うものばかりを集めてくる。そんなある日、特殊な設定を施されたライチはようやく「美しいもの」が何なのか理解できるようになり、1人の美しい少女「カノン」と数人の少女を光クラブに連れて来た。(Wikipedia)

劇団「東京グランギニョル」の舞台を原案とした作品。丸尾末広を彷彿とさせる作画から、作者のこの舞台に対する愛を感じます。グランギニョルの名の通り、美しさを追い求め、狂気を孕んだ少年たちの残酷な運命を描いています。その暴力的な世界観は視るものを惹き付け、妖しい魅力に満ちています。

漫画版ではフォーマットに合わせストーリーや、キャラクターの立ち位置がより複雑になっていますが、伏線がラストに集約していく構成や、キャラクター達の熱気は舞台的です。

グロテスク描写に嫌悪感を感じる人もいるかもしれませんが、コマ1つをとってもそのシーンの光、音、人物の美しいイメージを想起させる魅力的な作品です。

 

 

38. 藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編 / 藤子・F・不二雄

様々な雑誌に掲載されていた藤子・F・不二雄の短編、そのなかでもSF(すこし不思議な)作品に絞って集められた短編集です。

元の掲載誌が青年向けであったこともあり、パーマンやドラえもんなど児童向き作品とは違った一面を感じることができます。短編ながら非常にクオリティが高く、恐怖すら感じる痛烈な皮肉やブラックな作風が特徴的で、もしかしたら藤子・F・不二雄の作品の本質にはこちらがより近いのではないかとすら思わされます。

奇抜な発想のストーリーや世界観ももちろんですが、流石は国民的漫画家。コマ割り、表現、キャラデザといった漫画としての出来の良さに唸らされます。稀代の才能を存分に感じられる一冊です。

 

 

39. ささめきこと / いけだたかし

風間汐は、親友の村雨純夏とのランチの最中、「…どうして女の子同士で愛し合っちゃいけないのかしら」と嘆く。「まぁた病気が始まったか」と軽く受け流す純夏だったが、実は彼女は汐のことを密かに思っていた。しかし、汐の理想のタイプは、長身の純夏とは正反対の「カワイイ」女の子であり、想いを打ち明けられずにいた。

そんな純夏の片思いを知った年上のクラスメイト蓮賀朋絵は、間違って共学校に入ってしまった女子生徒愛好者のために、女子の女子による女子のための部活「女子部」を立ち上げないかと純夏に持ちかける。その後も純夏の周りには、女性読者モデルとして活動する男子生徒朱宮正樹や、少女小説を愛好する内気な女子生徒蒼井あずさなどが集まり、騒動が巻き起こる。(Wikipediaより)

「ゆるゆり」が友情と恋愛の絶妙な境界を描いていた作品であるのに対し、こちらは友情と恋愛感情のギャップに焦点を当てた作品です。

同性愛というテーマに気をとられがちですが、キャラクター達が抱える”異質”と向き合っていく痛みや、それを乗り越える希望の描写がとても感動的。

主人公たちの悩みや、ステップアップを見ていくうちに彼女たちは決して特別じゃないことに同時に気付きますが、読者の思考の変化とキャラクター達の成長がリンクしており、漫画の世界を深く感じることができます。

難しいことを考えなくても楽しめるコメディ要素も多く、恋愛漫画としてもとてもお勧めできる作品です。

 

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