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サイクリング中の水分補給は硬水か軟水のどちらがいいのか

      2016/06/19

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ロードバイクやランニングを始めとする有酸素運動で欠かせないのが水分補給です。水分補給を怠るとすぐさま体調に変化が現れ、体の機能が衰退していきます。

運動中には小まめな水分補給が大切であり、のどが渇いたという意識が生じる前に水分を摂取するのが体調管理におけるコツです。本来ならば、運動中にはスポーツドリンクを飲むのがベストではありますが、様々な事情により時に水を飲むこともあると思います。

ところで、水は大きく分けると硬水と軟水の2種類になりますが、皆さんはどちらを飲むことが多いでしょうか。実は運動中の水分補給に適している種類があるのです。ということで今回は、サイクリング中の水分補給は硬水か軟水のどちらがいいのかについて紹介していきたいと思います。

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⒈ 硬水と軟水

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硬水と軟水って一体何が違うのでしょうか。字だけ読むと硬い(かたい)水と軟らかい(やわらかい)水と予測できますが、水に硬さなんてあるのかと疑問に思う人は多いかと思います。

知っている人からすれば当たり前のことですが、知らない人からしたらかなり紛らわしい言葉です。

また、「硬水や軟水の意味はなんとなく分かるけれど、細かいことは知らない。」という人も以外と多いのではないかと思います。説明してくれと言われると困ってしまうことって意外と多いですよね。

なのでまずは、硬水と軟水の区別の仕方について述べていきたいと思います。

 

⒈1 硬水と軟水の区別の仕方

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水を飲むと味を感じることができると思います。皆さんが想像するあの水の味は、水の中に含まれる成分によって異なっているのです。全く不純物が入っていない水(蒸留水)はあまり美味しくありません。つまり、水の中の成分のバランスが美味しい水を作り上げているというわけです。

水にはカルシウムイオンやマグネシウムイオンなどのミネラルが含まれています。水1000mlに含まれる、カルシウムとマグネシウムの量を合わせた値を硬度と言い、硬度は以下のようにして算出されます。

硬度=(カルシウム量mg/l×2.5)+(マグネシウム量mg/l×4)

「引用:http://www.evian.co.jp/water/type/04/

上記に示した式によって算出した値より軟水か硬水の判断するのですがWHOによる基準と一般的な基準は異なっており、

WHOによる基準:硬度120mg/l以下は軟水 硬度120mg/l以上は硬水

一般的な基準:0~100mg/lは軟水 101~300mg/lは中硬水 301mg/l以上は硬水

とされています。

 

⒈2 日本の水のほとんどが軟水

日本で自然から得ることができる水のほとんどは軟水です。逆にヨーロッパなどの地方では主に硬水が得られます。

これらの違いは水が地殻を経る時間の長さの影響が大きいです。雨は地面に落ちると吸収され土や砂利、粘土などで構成されている地殻によってろ過されます。ろ過された水が集まると地殻で水脈が形成され、それが地上に湧き出ることによって川の源流へと成ります。

日本の国土は世界の大陸と比べ小さいため、雨水がろ過され地殻の中を経る時間が小さくなってしまいます。すると地殻から吸収するはずのミネラルを多く得ることができないため硬度が小さくなるのです。

従って、日本のほとんどの水道水は軟水ということになります。これは、日本人は自然と軟水を飲んでいることを意味しています。

 

⒈3 軟水のメリット

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軟水は食材への吸収率が高いため、お米を炊くときや煮物をするときに多く用いられます。

また、石鹸で手を洗うときにも軟水による恩恵を受けていて、水の中にミネラルが多く含まれていると石鹸の泡立ちは著しく低下し、洗浄力も下がります。

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ヨーロッパなどの硬水が多く得られる地域では家庭に軟水器が設置してあり、硬水を軟水に変換してから調理などを行うという工夫がなされています。

日本の場合、水道から直接軟水が出てくるため非常に便利というわけです。

 

⒈4 日本人は軟水を好む人が多い

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日本では軟水が古くから親しまれていることから、軟水を好む人が多いです。また、口当たりは軟水の方が滑らかであり飲みやすく、逆に硬水は独特の味がして飲みごたえがあります。

ちなみに私も普段は軟水を好んで飲んでおります。

 

 

⒉  運動時には硬水と軟水のどちらを飲むべきか

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これまで軟水のメリットを述べてきました。では、硬水を飲むのメリットはあるのでしょうか。ということでここからは、硬水を飲むメリットについて紹介していきたいと思います。

また、その時の注意点についての述べていきたいと思います。

 

⒉1 サイクリングなどの運動時には硬水を飲むべき

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サイクリングなどの運動時に汗を掻くことによって大量の水分とともに体からミネラルも放出されてしまいます。このミネラルが不足すると筋肉が痙攣したり、攣る(つる)などの症状が現れてしまいます。

大事な試合のときに筋肉が痙攣したり攣ってしまったりしたら大変ですよね。一番効果的なのはスポーツドリンクを飲むことですが、それができない場合、水分補給をするときに軟水ではなく硬水を選ぶことによって、体にミネラルを取り込むことができるのです。

 

⒉2 硬水を飲む時の注意点

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先ほど述べた通り、日本人は普段軟水を摂取することが多いため硬水を飲むことに慣れていない人が多いです。硬水を飲むことに慣れていないのに、硬水を大量に摂取すると胃腸に負担をかけやすいため、腹痛を招く原因になってしまいます。

従って最初は、小まめに少量に分けて飲んだり、硬度があまり高くない硬水を選ぶなどの工夫をすると良いでしょう。

硬水が体質的にあまり合わない人は、運動時には軟水を飲むようにし、運動後に硬水を摂取してミネラルを補給するようにするといいかもしれません。

 

⒊ 一般に販売されている水の硬度

富士バナジウム:29mg/l

サントリー天然水:30mg/l

クリスタルガイザー:38mg/l

森の水だより:40.7mg/l

い・ろ・は・す:43mg/l

ボルヴィック:49mg/l

アルカリイオン水:59、62、76mg/l

霧島生まれの天然水:169mg/l

エヴィアン:293mg/l

ヴィッテル:315mg/l

コントレックス:1468mg/l

 

 

⒋ 最後に

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何度も言いますが、サイクリングやランニングなどの運動時にはスポーツドリンクを飲むのがベストです。しかし、軽い運動ならば硬水を飲むことによってある程度のミネラルは補給できてしまいますので、運動強度に応じた飲料の選択を行ってください。

ミネラルを多く摂取したいときには、粉タイプのスポーツドリンクの素を硬水に溶かしてあげると良いでしょう。

夏はもちろんの事ですが、汗をあまり掻いていないように思われる冬場にも小まめな水分補給を怠ると脱水状態になってしまう恐れがあります。

どんな状態でも体は常に水分を放出していますから、小まめな水分補給を忘れずに行いましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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