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ロードバイクにおける『固定ローラー台の種類と特徴』

      2016/06/19

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梅雨などの雨の多い日や冬の寒い日には外でのロードバイクのトレーニングはかなり過酷です。しかし、そんな時に役に立つのがローラー台。季節や天気に左右されずにロードバイクのトレーニングが室内でできるようにするという優れものです。

その中でも固定ローラー台は負荷をかけやすいため、体を酷使するような全力でのトレーニングが可能であり、身体能力を向上させるのに重宝されます。しかし、そんな固定ローラー台にも幾つかの種類があります。種類によって値段、静音性などの特徴が異なりますので、購入の際のは注意が必要です。

ということで今回は、固定ローラー台の種類と特徴について紹介していきたいと思います。

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⒈固定ローラー台の種類

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固定ローラー台には大きく分けて2種類に分類することができます。

リムドライブ式

タイヤドライブ式

ダイレクトドライブ式

また、タイヤドライブ式の中にはマグレット式油圧式が存在しています。

 

 

⒉固定ローラー台『リムドライブ式』

リムドライブ式の固定ローラー台はその名の通りリアホイールのリムを抵抗のあるローラーで両サイドから挟むことによって車輪が回転するのをある程度阻止します。つまり、それによって負荷を生じさせるのです。

 

⒉1リムドライブ式のメリット

リムドライブ式のメリットして以下のことが挙げられます。

タイヤが消耗しない

静音性:★★☆☆☆

タイヤはなんでもOK

リムドライブ式はホイールのリムを挟み込んで抵抗(負荷)を与えているわけですからタイヤはなんでもよく、MTB用の凹凸がかなりあるようなタイヤでも使用可能です。空気圧もきにする必要がありません。タイヤの消耗がないというメリットもあります。つまり、レース前直前のアップでタイヤのすり減りを考えなくても良いということになります。おそらく、トータルコスト的には最も経済的であるのではないかと思います。

 

⒉2リムドライブ式のデメリット

リムドライブ式のデメリットとして以下のことが挙げられます。

実走性に欠ける

摩擦面でのスリップを起こしやすい

負荷範囲が狭い(低負荷になってしまう)

販売されている種類が少ない

ホイールのリムにダメージを与えてしまう

リムドライブ式はホイールのリムに対して抵抗を加えることによって負荷を与えているため、ロードバイクに乗って感じることができる走行感覚とはやや異なってしまいます。急激に力を加えて漕ぐと、リム自体の摩擦力は非常に小さいため、負荷装置との間でスリップを起こしてしまいます。また、負荷をかけるための装置は構造上負荷幅に限界があり、負荷調整範囲が比較的小さいです。

固定ローラー台で最もメジャーなタイプは後ほどに登場するタイヤドライブ式であるためこちらのリムドライブ式はややマイナーになってしまいます。商品のラインナップも少ないため、選択肢が限られてしまいます。

 

 

⒊固定ローラー台『タイヤドライブ式』

固定ローラー台の中で最もポピュラーなタイプがこのタイヤドライブ式になります。後輪のタイヤに回転抵抗のあるローラーを接着させることによって負荷をかけます。

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タイヤドライブ式は負荷のかけ方によってマグネット式と油圧式の2つのタイプに分けられています。

 

⒊1タイヤドライブ式のメリット

タイヤドライブ式のメリットとして以下のことが挙げられます。

【マグネット】

安価

実走性に優れる

負荷範囲が広い(高負荷をかけられる)

【油圧】

実走性に優れる

静音性:★★★☆☆

負荷範囲がかなり広い(超高負荷をかけられる)

 

タイヤドライブ式の場合、抵抗を与えるローラーと後輪との接着面がタイヤであるため、大きな摩擦を生み出すことができます(グリップが良い)。従って、それに応じてフライホイール(ローラー部)に大きな力を与えることができるためフライホイールを重く大きな構造にすることができます。これが大きな構造であると設計上負荷範囲を大きくすることができるようになるのです。つまり、全力でもがくような練習の時に大きな力で漕いだとしても接着面におけるスリップや大きな負荷をかけることができるのはタイヤドライブ式になります。

マグネット式は油圧式に比べ安価であるため、購入する際のコストは抑えることができますが静音性に欠けます。一方油圧式は価格は高めになってしまいますが、静音性に優れています。

また、どちらも後輪の外縁部とローラーが接着するため実走感を得ることができます(3本ローラーよりは劣ってしまいます)。車輪が高回転になるほど負荷が増大していきます。

 

⒊2タイヤドライブ式のデメリット

タイヤドライブ式のデメリットとして以下のことが挙げられます。

【マグネット】

タイヤの消耗がある

静音性:★☆☆☆☆

【油圧】

タイヤの消耗がある

やや高価

タイヤドライブ式の大きな弱点はタイヤが消耗してしまうことにあるでしょう。負荷をかけるためのフライホイールとタイヤが接することにより抵抗が生まれるという仕組みであるため、どうしても避けることができないようです。しかし、タイヤとフライホイールの接し方を上手く調整することによって実質、外での走行と同じくらいのタイヤ消耗で済みます。

 

 

⒋固定ローラー台『ダイレクトドライブ式』

ダイレクトドライブ式はロードバイクから後輪を外すことによってローラー台に直接取り付けるという様式を取っています。

 

⒋1ダイレクトドライブ式のメリット

ダイレクトドライブ式のメリットとして以下のことが挙げられます。

タイヤの消耗やホイールへのダメージがない

静音性:★★★★☆

ロードバイクの後輪を介さないで直接ローラー台に取り付ける構造により、後輪とローラーの接着面における騒音は発生しないため、かなり静音性に優れています。また、タイヤやホイールへのダメージもないためそれらの劣化を防ぐことができます。

 

⒋2ダイレクトドライブ式のデメリット

ダイレクトドライブ式のメリットとして以下のことが挙げられます。

後輪の着脱が面倒

高価

静音性に非常に優れたダイレクトドライブ式ですが、その反面構造上、後輪の着脱を行わなければならないというデメリットが生じてしまいます。また、今まで紹介した固定ローラー台の中では最も高価な価格帯で販売されています。

 

 

⒌まとめ

値段:高 ダイレクトドライブ>タイヤドライブ(油圧)>リムドライブ>タイヤドライブ(マグネット) 低

静音性:高 ダイレクトドライブ>タイヤドライブ(油圧)>リムドライブ>タイヤドライブ(マグネット) 低

つまり、性能と価格は比例関係にあるということですね。しかし、メーカーやモデルによって大きく性能や価格が異なります。

静音性が優れていると言ってもうるさいことには違いないので、固定ローラー台を使用する空間を覆う壁が薄かった場合には響いてしまうかもしれないので注意してください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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