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初心者がついやってしまうロードバイクの間違った乗り方&パーツの調整

      2016/10/18

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ロードバイクに長時間乗っていると腰が痛くなったり、肩がこったりしますよね。体幹が鍛えられていない初心者は特にそうかと思います。

サイクリング中に姿勢変えることによって楽なポジションを探したり、それでも辛いようだったら家に帰ってパーツの微調整を行い、楽な姿勢になるようにロードバイクを改造するという人は多いかと思います。

しかし、自分が楽になるようなポジションに変えてるつもりが実は、かえって逆効果になっているかもしれないのです。

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⒈ ロードバイクのサドル高の調整は数ミリ単位で行うべし

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ロードバイクは様々なパーツが交換可能で、六角レンチさえあれば難しい知識がなくても自分で改造を行うことができます。ロードバイクと一般的な自転車であるママチャリでは人が乗った時の体制が大きく異なり、ロードバイクはかなり前傾姿勢になり、サドルも足がギリギリ地面につくくらいと高いでしょう。

この日常生活ではあまり味わうことのない体勢は、ロードバイクに乗りなれていない初心者にとっては大変で、長時間もこの体勢で運転することはかなりの苦痛になるのではないでしょうか。

ここで辛いからといってサドルを1〜2cmくらい下げてしてしまう人が多いのです。

ママチャリなどのスピードを出さないことを前提としている自転車ではこのくらいの変化は許容範囲かもしれません。しかし、ロードバイクにおいては、この変化は大きすぎるのです。おそらく、ほとんどの人はサイクルショップでロードバイクを購入すると思います。購入時にはサドルの高さを調節してもらえるはずです。

ショップの店員さんは、ロードバイクのことにおいて初心者よりも詳しいはずです(例外もありますが)。最低でもどれくらいのサドル高が適切であるのかくらいはおおよそわかっていると思います。

従って、せっかく適切なポジションに近い高さに合わせてくれてあるはずであるのに1〜2cmも自分で高さを変えてしまったら、いいポジションになるはずがありません。

第一、初心者にはサドルは低めに設定しているショップが多いので、1〜2cmもそれより下がるということはほとんどないと思われます。

サドルが適切な位置にないとロードバイクの性能を十分に発揮できないので注意してください。一度に大きくポジションを変えてしまうと体も変化についてきませんし、間違ったフォームが身についてしまうかもしれません。

また、サドルを高くする場合も同じです。ある程度ロードバイクに乗るとサドルを高くしたくなってきます。ロードバイクはサドルとハンドルの落差が大きい方がかっこいいという風潮があるので。

しかし、高くしすぎるとサイクリング中に上半身がブレてしまう現象が起こります。足を伸ばしてもペダルが下にあるときに十分に届かず体ごとペダルが届くように持っていくことからこのようになってしまうと考えられます。

もうおわかりだと思いますが、このような状態では力をうまく使えないどころか上半身まで疲れてしまいます。変なポジショニングでロードバイクに乗っている方がよっぽどカッコ悪いです。

以上のことから、初心者がむやみにサドル高を大きく変更するのはかなり危険であると考えられます。

 

適切なサドル高の算出方法

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初心者:股下×0.86

中級者:股下×0.87

上級者:股下×0.88

算出した値はサドルの上部からBBの中心までの距離を示しています。

 

 

⒉ むやみにサドルを前に出してはいけない

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ハンドルの位置が遠く姿勢の維持がきついと思った人は、ロードバイクのサドルを前に出す調節を行うかもしれません。もちろん、サドルが前に出た分、体からハンドルまでの距離は近くなるので前傾姿勢がゆるくなり体勢的にかなり楽になるかもしれません。

しかし、サドルの前後の位置調整は体勢の維持が楽になるようにすることにおいてかなり効果的であるかもしれません。しかし、サドルの前後の位置調整の意味はそれだけではないのです。

実はサドルが前後に動くのは効率の良いペダリングをするためにあるのです。

一般的にサドルに乗った時に片足のペダルを前方向に出し(地面と水平)、膝からひもを垂らして、その垂らした紐がペダルの上に来る位置が適切なポジションと言われています。

人によって、脚の付け根から膝までの長さは異なります。したがって、上記に示した適切なポジションを取るためには、サドルが前後に調整できないといけないわけです。

自分を楽な姿勢にすることだけを考えてサドルを前に出してしまうと適切なポジションではなくなってしまう可能性が高いです。ですので、実際に紐と重りを用意して適切なポジションを測ってからサドルの調整をするべきです。

 

 

⒊ シートポストにはグリスを塗っておこう

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シートポストとは、サドルを支えるための棒です。サドルの高さ調整はサドルについたシートポストをフレームから出すことによって行います。

この際に、グリスを塗っていないとシートポストが上手く抜けなくなってしまいます。サイクリング中に細かい砂埃がロードバイクのパーツの隙間に入ってしまうからです。もちろんシートポストのところにも細かい砂埃は入ってきます。

この砂埃が原因で、摩擦による抵抗が大きくなってしまい抜けにくくなってしまうというわけです。

最悪の場合、サドルの高さを調節する際にシートポストに傷が入ってしまいます。これはかなりショックだと思います。特にカーボン製のシートポストであった場合には気をつけたほうがいいです。

シートポストに傷が入ってほしくないと思う方は、こまめにグリスをシートポストに塗ってあげることをお勧めします。

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4.  サドルへの座り方

ロードバイク初心者がまず最初に経験する苦痛の一つとして、お尻の痛みが挙げられます。ロードバイクのサドルはとても固く作られており、パット入りのパンツを履いていても慣れるまでは痛いです。

特にロングライドなどの自転車に長時間乗っている時には痛みを訴える人が多いと思います。

まずは、そんな痛みの原因について紹介していきたいと思います。

また、ロードバイクのサドルが硬いのにはしっかりとした理由があるので、気になる方は以下の記事もチェックしてみてください。

なぜ、ロードバイクのサドルはあんなにも硬いのか『4つの理由』

 

4.1 サドル後部あたりの痛みの原因

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サドルの後方は面積が大きいため、そこに座ることは長時間ロードバイクに乗る際の痛み軽減に効果的であります。確かに、ロードバイクのサドルにおいてやや後方に座ると良いとされていますが、ずっと同じ姿勢でいると圧迫されているところの血流が悪くなり、痛みの原因になってしまいます。

従ってサドルの後部あたりのお尻の痛みを軽減するには、時々座るところを変えてあげて、血流の流れを良くするのがいいと考えられます。

 

4.2 サドル中部あたりの痛みの原因①

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これは最も多くの人が悩んでいる痛みの箇所です。初心者の場合、サドルに骨盤を乗せる感覚がつかめておらず、骨盤を倒し気味にしてしまいます。この乗り方は間違った乗り方とは言えないのですが、慣れていないとまたの痛みの原因に直結してしまいます。

前傾姿勢になれていない初心者は、ハンドルまで手を伸ばそうと無理に体を前のめりにしてしまいます。

これを改善するには、まずサドルにまたがり背筋を伸ばしてサドルに対して垂直に座ります。そして肩の力を抜き、お尻周辺のフォームを維持したまま、ゆっくりと体を倒していき自然にハンドルを握ります。

その体勢が骨盤が立った状態なのですが、普段ロードバイクに乗っている時と全然異なるフォームで違和感を覚えたら、今までのフォームで少し無理な体勢をとっていたのだと思ってください。

 

4.3 サドル中部あたりの痛みの原因②

しっかりしたフォームを心がけているのにサドルの中部あたりの位置に痛みを感じる場合には、そもそもサドルの形状があっていない可能性があります。人によって骨格は様々なので、みんな同じサドルでいいわけがありません。

痛みを感じる部分が空洞になっているサドルや少しだけ柔らかいサドル、穴が空いていなくても股に強く当たらないサドルなど多種多用のサドルが販売されています。

もちろん価格が高ければいいというわけではありませんので注意してください。

自分にあったサドルを選び、交換してみるといいでしょう。

サドルを選ぶ際には実際にまたがってみることが大切です。

 

4.4 サドル前部あたりの痛みの原因

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サドル前部あたりに痛みを感じる人は、先ほど述べたようにロードバイクに乗っている時に前のめりな姿勢になってしまっている可能性が高いです。骨盤を立てることを意識してみてください。

また、前傾になる原因としてサドルのセッティングが悪い場合があります。サドルを数ミリ単位で前に出したりするなどの調整を行ってみるといいでしょう。

間違っても数センチ単位で動かしてはいけません。少しずつ徐々に調節していくのがミソです。

明らかに、ロードバイクのサイズに問題があったり、セッッティングにズレがあるようでしたら、サイクルショップへ行き店員と相談してみることをお勧めします。

 

 

5. サドルの座る位置は時と場合によって使い分けよう

サドルのどこに座るかは時と場合によって異なります。おおよその目安はありますが、どの位置が正しいのかは人によって大きく異なってくるため、一概にどこがいいとは言えません。

 

5.1サドル前方に座るメリットとデメリット

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TTバイクは一般的なロードバイクと比べるとサドルポジションが前の方になっています。これは、平地で短時間速い速度で走行するのに適しているからだと言えます。

サドルが前の方にセッティングされていると、ペダルを踏む時に使う大きなパワー型の筋肉が効率よく使えます。つまり、大きな力で漕ぎ、速い速度で走らなければならない競技には向いているのです。

ロードバイクにおいても、一時的に前の方に座ることによってペダルが3時方向の時に加える力が増し、速く走行することができます。

しかし、ここで使う大きな筋肉は速筋であるため、長時間動かし続けることができません。ですから、長距離を走るときには疲労がたまってしまいやすいです。

 

5.2 サドルの後方に座るメリットとデメリット

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サドル後方に座ると、脚の筋肉を全体的に使うことができます。従って、先ほど述べたのとは対照的に長距離を走行するのに向いています。しかし、一時的なパワーを出すことには向いていません。

また、サドル後方に座った方がペダルを回すという感覚が得られやすいため効率の良いペダリングをしやすいでしょう。

 

6. 最後に

ロードバイクは座り方ひとつにしろ用途が存在します。なかなか奥深いものです。サドルによる痛みに関する悩みがありましたらいろいろなことを試してみるのが大事だと思います。

しかし、間違ったフォームで乗ることに馴染んでしまうとあとから直すのが大変になってしまうので、正しいフォームを心がけながら修正を行ってください。

まだロードバイクに関する知識が浅い初心者の方は、近くにいるロードバイクに関して詳しい人に聞いてから調整を行うことをお勧めします。

近くに詳しい方がいなかった場合には、本やネットから正しいポジションのセッティングの仕方を学んでください。正しいポジションで乗り、ロードバイクの持っている力を最大限まで引き出しましょう。

 

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